「FP」という肩書が邪魔に感じる時
目次
あなたは「FP・ファイナンシャルプランナー」について、どんなイメージを持っていますか?
あなたは「FP(ファイナンシャルプランナー)」についてどんなイメージを持っていますか?
保険に詳しい人。
資産運用の専門家。
将来設計を組み立ててくれる人。
諸々あると思いますが、「お金の専門家」というイメージを持っている方が多いと思います。
そして、FPとして活動している私ですが、ときどきFPという肩書きが邪魔に感じることがあります。
「FP=お金の人」というイメージが邪魔なのです。
私の人生のテーマは「人生の違和感をほっとかない。」ということ。
私が本当にやりたいことは、生きている中で違和感を感じているのに、気づかないふりしてやり過ごしてしまっている「人生の違和感をほっとく人」をなくすことです。
違和感と向き合うことで人生が明るくなるということを、多くの方に伝えて広めていきたいと思っています。
つまり、FPの私が行っていることは「お金」に限ったことだけではないのです。
もちろん、お金の違和感と向き合うことは重要です。
人生の違和感がお金の問題に関連していることは少なくありません。
そして人生の違和感の中の大切な1ジャンルとして「お金」があることは間違いありません。
だからこそ、FPが持つ「お金を良くできる力」も信じていますし、駆使しています。
お金の違和感の正体は「お金」ではない?
しかし、そのお金の問題も、実はお金の問題だけで解決することは少ないのです。
もっと言うと、解決策だと思われている金融商品(保険や投資など)を購入すれば解決するというわけでもありません。
そもそも本質的な部分では、相談者様の「お金の違和感」の正体が「お金」でないことも多いのです。
私が考える「本来のFPの仕事・役割」とは
私が考える本来のFPの仕事とは、人様のお金や人生をより良い方向に導くことが目的です。
そうであれば、金融商品を販売することがゴールであるはずがないのです。
「金融商品の販売」がゴールに設定された「ライフプランや人生設計」に、価値ある意味があるのでしょうか?
FPとして、金融の知識だけがあれば、相談者様の人生に貢献できるのでしょうか?
実現されそうにない「紙面上の人生設計」を作ることに、価値ある意味はあるのでしょうか?
そんなわけないですよね。
立派なライフプラン・人生設計を作成しても、投資商品を買っても、保険に加入しても・・・
問題の本質に目を向けていないのであれば、その効果は極めて限定的です。きっとまたすぐに別の形の違和感が現れてくるでしょう。
多くの場合、「人生の違和感」の本質は相談者様自身の中にあったりするからです。
私は一般的なFPの「イメージ」や「業界の現実」の違和感と向き合い続けてきたことで、
それとは異なる働き方、生き方、在り方ができていると思っています。
私は「相談者様の人生を、本当に良い方向に導くことができる、まったく新しいFPで在り続ける」と決めています。
これが、私なりに「人生の違和感」と向き合って出した1つの答えです。